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人工衛星開発の子会社「Our Stars株式会社」 CTO(最高技術責任者)に宇宙機エンジニアの野田篤司氏が就任しました
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インターステラテクノロジズ株式会社(本社:北海道広尾郡大樹町 代表取締役社長:稲川貴大、以下インターステラテクノロジズ)の100%子会社、Our Stars株式会社(本社:北海道広尾郡大樹町 代表取締役社長:堀江貴文、以下Our Stars)はこのたび、CTO(最高技術責任者)に宇宙機エンジニアの野田篤司氏が就任したことをお知らせいたします。
インターステラテクノロジズは「誰もが宇宙に手が届く未来をつくる」というビジョンを掲げ、「圧倒的に低価格で、便利なロケット」をコンセプトとして、観測ロケット「MOMO」と超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」を独自開発・製造しているロケット開発企業です。
世界では近年、SpaceX社(⽶国)の ”Starlink”、Blue Origin社(⽶国)とAmazon社(⽶国)の“Project Kuiper”など、ロケット開発企業が⾃社のロケットを活⽤して⾃社の⼈⼯衛星を打上げる垂直統合型のビジネスモデル(*1)が⽣まれ、宇宙産業に⼤きな変⾰をもたらしつつあります。
Our Starsは日本初の”ロケット×人工衛星”の統合サービスを開発するため、2021年1月に設立しました。ロケットと人工衛星双方の最適化を図ることで、エンドユーザーにも安く、早く、便利なサービスを提供するとともに、「衛星通信」「地球観測(リモートセンシング)」「宇宙実験」の3分野に技術革新をもたらすことを目指しています。野田氏のCTO就任により、「ZERO」での打上げに最適な超小型人工衛星の研究開発・製造をさらに加速してまいります。
CTO 野田 篤司 プロフィール
1960年生まれ、早稲田大学修了。
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)に36年間勤務後、2021年春に定年退職。JAXAでは常に新しい宇宙機の研究開発を行い、超小型衛星の開発に従事してきた。
インターステラテクノロジズの母体となった「なつのロケット団」設立メンバーの一人でもある。
JAXA新事業促進部特任担当役。東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻学術専門職。東京工業大学工学院特定准教授。
座右の銘は「為せば成る」。
CTO 野田 篤司 コメント
私はこれまで36年間、JAXAに勤務し、宇宙開発の新しい分野の研究を行ってきました。特に超小型衛星は25年以上前、小型ロケットは15年以上前、世間一般にはまだ認められていなかったころから研究開発を続けています。これらが発展し、小型ロケットはIST、超小型衛星はOur Starsとして実現できました。Our Starsの作る超小型衛星は、1つ1つはシンプルでも、何千、何万の群れとなり、協力し合うことで、これまでにない通信速度や画像センサの高解像度を可能にします。私の経験を活かし、ビジネスでの活用はもちろんのこと、宇宙科学や惑星探査なども含めて最先端技術を発展させていきます。
▼プレスリリース https://drive.google.com/file/d/1g5mib2rPttdbbQj1vUbxigmZL7-y9Va7/view?usp=sharing