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2020年5月2日(土)、 北海道大樹町にて観測ロケット「MOMO5号機」の打上げを実施 -無観客でのロケット打上げ-
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インターステラテクノロジズ株式会社(本社:北海道広尾郡大樹町 代表取締役社長:稲川貴大、以下インターステラテクノロジズ)は、 「世界一低価格で、便利なロケット」をコンセプトとして観測ロケット「MOMO」と超小型人工衛星を宇宙空間に運搬する軌道投入ロケット「ZERO」を独自開発しています。この度、2019年冬に打上げ延期を行った観測ロケット「MOMO5号機」の打上げを、下記の通り実施することが決まりましたので、お知らせいたします。
【 観測ロケット「MOMO5号機」打上げ概要 】
打上げ予定日時 :2020年5月2日(土)05:15
打上げ予定時間帯: 05:15~07:50、11:00~12:20、16:05~17:50(日本標準時)
打上げ予備日 : 2020年5月3日(日)、4日(月)、5日(火)、6日(水)
打上げ場所 : インターステラテクノロジズ大樹ロケット射場(北海道大樹町)
※気象条件、打上げ準備状況、その他複合的要因により、打上げを予備日以降に延期する可能性があります。
冬季打上げ延期の原因・対策の概要
インターステラテクノロジズは、2019年12月29日~2020年1月2日の期間で観測ロケット「MOMO 5号機」の打上げを北海道大樹町にて実施しましたが、機体に搭載した電子機器で発生した不具合の原因究明および対策のため、打上げを延期しておりました。
原因究明のための試験を行った結果、原因は常温→低温→常温→低温…と温度が変化する温度サイクルによる電子基盤上の部品「オシレータ(水晶発振子)」の故障と推測され、それによりロケット機体内部の電子機器をつなぐ通信(CANバス)にエラーが起きたと考えられます。
対策として、すべての電子基盤の「オシレータ」を交換、部品の温度サイクル試験の実施を行い、フルドレスリハーサル(打上げ当日の機体動作、手順、体制までを全て行う通しリハーサル)でも正常に動作したことを確認しております。
新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、ロケット打上げ見学場は設置なし
無観客でのロケット打上げ、当日の様子はオンラインでライブ配信
インターステラテクノロジズは、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、「MOMO5号機」の打上げに際してインターステラテクノロジズ主催のロケット打上げ見学場「SKY-HILLS」の設置を行わないことを決定しました。また、これまで設置されておりました大樹町主催の「パブリックビューイング会場」についても設置は行いません。今回の打上げに関する見学場は一切ございませんので、大樹町への来町は自粛いただきますよう、よろしくお願い致します。周囲の国道等に駐車しての見学、近隣牧場/農場等への立ち入りは伝染病予防の観点からも固く禁止致します。当日は町内を警備車が巡回します。
打上げの様子はYoutube等でライブ配信を行います。(配信の詳細情報はインターステラテクノロジズ公式Facebook、Twitterをご確認ください)ぜひ、ライブ配信にてロケット打上げを愉しんでいただけたらと思います。
・インターステラテクノロジズ公式Facebook
https://www.facebook.com/istellartech/
・インターステラテクノロジズ公式Twitter
▼プレスリリース詳細
▼本日の打ち上げ記者会見の様子